2002/10/15(火)

最終訓練

本日は10時からoral対策を行います。その後、15時から最終訓練となります。弟は昨日からの疲れを取るため昼まで寝るそうで(^^;)、私一人でSkylineに行きます。

Oral対策は、Airplane System、Single Engine Aerodynamicsについて、教官からの質問に一通り答えてみます。基本的にOKですが、いくつかうまく答えられないところや、細かい部分の補足をして頂きます。これでバッチリという手ごたえがつかめました(^^)。

アパートに一旦戻り、弟をピックアップして昼食を仕入れ、またSkylineに戻ります。

昼食の後、MTIさんがMultiの訓練をしますので、これに同乗させて頂きます。弟はまだ体調が戻らないということで、地上にいることにします(^^;)。

MTIさんの訓練の後、私の訓練です。MTIさんはフードの時間づけのためのフライトがこの後ありますので、同乗するのは弟だけです。

いつものようにR/W 27から出発。今回もShort Field Take-offします。もうすっかりこれが当たり前のようになってきました(^^)。

パターンを回ってShort Field Landing。問題なし。フルストップしてタクシーバックし、改めてR/W 27から出発。訓練空域の方に向かいます。

4000ftに上昇しつつアプローチの準備開始。ちなみに本日はRNMの辺りもヘイズで視程がかなり悪いです。CRQも “5SM HZ OVC016” ですので絶好のIFR日和ってところでしょうか(^^;)。

フードを被ってアプローチ開始。シングルエンジンにされますが、落ち着いてフェザー(シミュレート)にします。ちょっと高度を落としちゃったかな? Vyseをキープして高度を落とさないようにすべしです。

ここで一つ気が付きました。今回は左エンジンを切られたのですが、そうすると右側に5°バンクさせてレベルフライトとなるわけですね。この状態だとかなり一生懸命ヨークを右に切り続ける必要があるわけですが、これかなり腕(というか肩)が疲れます(^^;)。右エンジンを切られた場合だと左にバンクさせ続けるわけで、これだと左腕を自然に下げる方向となり、そんなに疲れないんですよ。

APPからILSアプローチのクリアランスが出ました。LOCに乗りつつギアダウン。GSよりかなり高いのでピッチダウンで降下率を800~900fpmにしつつパワーを絞ってエアスピードを整えます。

アウターマーカの辺りでちょうどGSに乗ります。ここからは通常の降下率に戻してパワーも足してGSを維持します。これで一安心。LOCもそんなにずれることなく順調に降りて行きます。

DAでR/W確認。ほぼアラインしています。パワーを絞ってフルフラップ。エアスピードを整えつつゆーっくりタッチダウン。おぉ、我ながら完璧なタッチダウン(^^;)。いいっすねぇ。

R/W 24にタクシーバックしてVFRでRight downwind departureします。OVC016と言っても、Escondido辺りまでですので、それまでは高度を1000~1500ftくらいを保ちつつCRQを後にします。

訓練空域の方に向かい、各種マニューバを一通り行います。基本的に問題なしです。Power-on Stallのリカバ時にVyよりもちょっと速いスピードで上昇したのですが、Vyピッタリで上昇すると良かったみたいです。

さてRNMに戻りましょう。えーと、ヘイズがひどくて、Mt. Woodsonが全然見えません。RNMも全く確認できません。これが知らない土地なら完璧ロストポジションです(^^;)。でもですね、さすがにこの辺りは土地勘がありますので落ち着いて対処します。

この辺りはいつもの訓練空域で下にDirt stripが見えています。ここから180°のコースにRNMがあることも知っていますので、そっちに向かいつつ高度を3500ftまで落とします。しばらく進んで行くと、おっ、うっすらとMt. Woodsonが見えて来ました。RNMも確認できました。これで安心(^^)。

RNMではNormal Landingします….おっと、T/Gだった(^^;)。落ち着いて対処して、今度はSingle Engine Landingです。アビームでフラップを出しそうになっちゃいましたが、それ以外は特に問題なくタッチダウン。ふぅ。

ブリーフィングでは「シングルエンジン時は高度を維持できるのならそうすべしです。それ以外はアプローチもタッチダウンもOKです。Power-on Stallのリカバ時の上昇でちょっとエアスピードが速かったみたいですが、これがVyピッタリならベストでした。それ以外のVFRマニューバは問題ないでしょう。Single Engine Landingは、ベースでまずギアです。これを再確認しておきましょう。パワーのコントロールもうまくできています。今回RNMに帰って来る時、もう場所がわかっていたようなので問題ないですが、特に試験の時はVFRチャートを見て帰るようにすると良いでしょう。見る振りでも良いですから。全般的にPTSの範囲内に収まっていますので試験は問題ないと思いますよ。」を頂きました。

これで最終訓練が終わってしまいました。1年前の中途半端な状態で中断した時とは違って「やったぞ」という感じがします。手ごたえはバッチリです。あとは当日ヘマをしないよう落ち着いて集中してやるだけです。

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