2002/07/15(月)

oral・アプローチ・ホールディング

本日は午後からoral対策をやって、それからアプローチの練習を行います。アプローチからの帰りにホールディングをATCの指示に従って行うというのもやります。

まずoralですが、certificateについて、instrumentのcurrencyについて、各種計器の仕組み、WX、デパーチャについてなど、教官から質問されたことに答えてみます。writtenの勉強とダブる部分もあるので一応答えられるのですが、privateの時と同じく、

  • ちゃんと答えられるもの
  • わかっているけどうまく答えられないもの
  • 答えられないもの

があります(^^;)。全く答えられないものってのはあまりないのですが、「わかっているけど答えられないもの」はなんだか歯がゆいですね。ポイントは「キーワード」をちゃんと入れとくってことですね。残りの日でこのあたりを煮詰めたいと思います。

さて、引き続きフライトです。本日のフライトには先日privateを取ったMTIさんが同乗します。MTIさんは時間付けが終わった後、instrumentを取る予定だそうで、ILSアプローチの様子を見ておきたいそうです。

いつものように出発して4000ftでIFRクリアランスをとります。本日もAPPが忙しいようで、

APP: CK 9077K, call after 5 min again.

とか言われてしまいます。その間しばらく同じ場所を行ったり来たりしながら待ちます。

さて5分経ちました。再度APPにIFRクリアランスを要求。CRQでのILSアプローチを2回と、OKBでのVORアプローチを1回、その後VFRでRNMに帰ることを要求します。

1回目のILSアプローチはまぁまぁですが、やっぱOMを過ぎたあたりからのLOCのコレクションがちょっと大きいみたいです。うーん、コレクションが小さくなるようにやっているつもりなんですけど(;_;)。でもまぁジェネラルにはOKでしょう。

本日もトラフィックが多いせいでしょうか、タワーからは “report cancelling IFR after missed approach” と言われているので、missed approachした後、タワーにIFRをキャンセルすることを伝えます。

CK: CRQ tower, CK 9077K, missed approach, cancelling IFR.

ですね。このパターンは久しぶりだったので、ちょっとラジオがビハインド(^^;)。しかもこの後DEPにコンタクトすると、

DEP: CK 9077K, radar contact, say your intension.

とか言われて、「あれっ? 最初にAPPにコンタクトした時の要求が通っていないのかな?」などと思って、またまたラジオがビハインド(;_;)。こういう時はこれから行いたいことをまた最初からリクエストする必要があるとのこと。

CK: DEP, CK 77K, request another ILS approach at CRQ, followed by
VOR approach at OKB, then VFR back to RNM.

とか。うーん、そうなのかぁ。

2回目のILSアプローチに向かう途中、上空にある雲からパラパラと雨に降られます。お天気雨でしょうか。と、和んでいる場合じゃありません(^^;)、アプローチの準備を再度行うのですが、LOCやVORのアイデントもちゃんとやるべしです。ところがLOCのアイデントを行うにしても、ちょうど受信できない位置にいたりして、どうも戸惑ってしまいます。

2回目のILSアプローチは、まぁ良かったんじゃないでしょうか(^^)。コレクションも大きくならなかったし。OM通過後に「CDIのずれを中心に計器のスキャンをする」ってことを意識できたからでしょう。

missed approachした後、1回目と同じく南向きのヘディングで上昇します。これはタワーの指示によるものです。普通、これからOKBに向かう場合、R/Wヘディングで上昇ってのがありがちなパターンなんですが、このパターンは初めてです。うっ。そうすると心がビハインドしちゃいます(^^;)。

一応ですね、OKBに向かい始める時には、NAV1をOCN VORにセットして、現在乗っているコースを探しておくこと、DMEをOCNにセットしておくこと、などはできているのですが、どうもスムーズに行かない。

APPから “direct OCN VOR” が出ました。ところがどの高度まで上昇するのか指示がありません。APPに何回か確認してみますが(教官が)、またしても「ラジオがよく聞こえない」などと言われてしまいます。あれあれ? そうこうしているうちに4000ftくらいまで上昇してしまいます。

ようやくAPPと話が通って3500ftまで降下するよう指示されます。あ、あついです(^^;)。といっている間にOCN近くまで来ました。すると、

APP: CK 77K, hold west of OCN VOR as published, maintain 3500.

と、ホールディングの指示が出ます。おぉ、これは都合が良い! 予定ではOKBでmissed approachした後、DEPに要求してOKBでのmissed approachの手順で定められているホールディングを行おうとしていました。ここでホールディングの練習ができるので好都合ですね。

OCN VOR通過。parallel entryでパターンに入ります。OCN VORを通過して右旋回で270°のoutbound legへ。ここから1分飛びます。1分後、左旋回で090°のコースに乗り直してinbound。と、ここでAPPからVORアプローチのクリアランスが出ます。

APP: CK 77K, descend and maintain 2500, change to advisory frequency approved when inbound, cleared for VOR-A approach at OKB.

これは、FAFであるOCN VORを2500ftで通過してVORアプローチしろってことです。そのための降下は、今すでにinbound legにいるので、この回は間に合いません。ですから、もう1周ホールディングしつつ高度を落とせってことなんですね。で、その最後のinboundの時にOKBのCTAFに周波数を切り替えろってことです。ふぅ、これも初めてのパターンであついです(;_;)。

現在3500ftなので、500fpmで降下すれば、2分で2500ftに到達できますね。もう1周してくると理屈の上では4分かかるので、十分間に合いますね。

ホールディングパターンを飛びながら高度を2500ftに落とします。これで良し。OCN VOR通過。ヘディング096°、VORのコース096°、タイマ、降下。ここでCTAFでポジションレポートするのと降下するのが重なったせいで、ちょっと降下がビハインド。ラジオは後で良かったみたいです(^^;)。ヘディングも、もっと南向きにして積極的にコースに乗った方が良いです。

今回は降下率を800fpmにしてみたので、降下が遅れることはありません。でもちょっとMDAの1140ftを行き過ぎちゃったりして(^^;)。OKB上空でmissed approach。

OKBのmissed approachの手順に従いつつ、DEPにコンタクトしてIFRをキャンセルします。相当忙しいらしく、ものすごい早口で “radar service terminated, squawk VFR, frequency change approved” と言われます(^^;)。

後はいつものように教官の指示に従いフードをかぶったままRNMの近くまで来ます。フードを取って無事RNMに帰還。

ブリーフィングでは「ILSアプローチは、1回目はまだコレクションが大きいと思います。2回目は良かったんじゃないでしょうか。DEP (APP)から “say intension” と言われた時は、その後の要求を全部言うようにしましょう。現在のATCオペレータは、我々が最初に行った要求なんか知らない人かもしれないですから。OKBに向かうルートは今回は南向きから改めて北上する形でしたね。こういうこともあります。その時でもいつもと同じく、次のアプローチの準備をどんどんやっちゃいましょう。本日はOCN VOR上で都合よくホールディングの指示が出ました。ホールディングのリードバックやホールディングの手順はOKです。ホールディングからアプローチに入る時、パターン内で高度処理することに注意しましょう。VOR通過後は、5Tですが、ラジオは最後で良いです。また、VOR通過後のヘディングは、コースに積極的に載せるよう、もっとカットアングルを大きくしてもOKです。」を頂きました。

本日は座学とフライトで合わせて4時間近くだったので、結構ヘトヘトです(^^;)。

(おまけ)

本日の夜は、Padres Stadium (正式にはQualcomm Stadium)に野球を見に行きます。NRK (やSkylineの他の訓練生)が通っているアダルトスクールのイベントなのですが、これに私も一緒に参加することになっています。カードはSan Diego Padres対Colorado Rokies戦です。両方ともそんなに強くないらしいですが(^^;)、一応モノホンのメジャーリーグです(^^)。

Ramona High Schoolに集合して、全部で18人くらいでしょうか、何台かの車に分乗してPadres Stadiumに向かいます。我々の車にはMTIさんも同乗します。

ルートは、I-15が混雑しているからってことで、CA-67→I-8→Mission Gorge Rd→Friars Rdというルートで行くことになりました。でも先生の車について行ったら、Mission GorgeからすぐにCamino Del Rioという道に入って、ちょっとマニアックなルートでスタジアムに到着です。

スタジアムに入るとちょうど試合が始まったところです。我々の席はいわゆる「内野の2階席」ってやつですが、かなり外野に近い方で、むしろライトのポールのちょっと外側って言った方が良いかもしれません。

試合はPadresがあまりぱっとせず、Rokiesがコツコツ点を入れて8回表の段階で0-5で負けてます(^^;)。既に21:30を過ぎているので、ここらで帰ることになりました。それでもスタジアム全体でウェーブが起きたり、7回(だったかな?)が終わった時にPadresのチームソングを皆で歌うコーナーがあったりして、メジャーリーグの雰囲気を堪能することができました。

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