2002/07/07(日)

座学(チェックライドについて)

7/5(金)のロングクロカンの後、NRKの友人のYMGさん(Cleveland在住)という女性の方をSANまで迎えに行って来ました(車で)。YMGさんは飛行機の免許を取ることを考えているとのことで、体験操縦をすることを兼ねてRamonaにやって来ました。

7/6(土)の午前中、YMGさんの体験操縦が行われました。大変感動していたようです。私はその間、前日の疲れが残っていたので午前中は寝ていました(^^;)。午後からはYMGさん、NRKとともに、久しぶりにVFRでクロカンに行くことにします。行き先はPSPです。

行きはNRKの担当です。相変わらずこの暑い時期は、JLIのあたりでの上昇率がとても悪いです。おまけにバンピー(^^;)。でも特に問題なくPSP到着。でも、ものすごい暑さです。いつものようにSignatureにハンドリングをお願いします。ここで燃料を買えばハンドリング料は無料ですし(^^)。

PSPに来たのはある目的があります。それは観光スポットにもなっている「ロープウェイ」に乗ることです。Aerial TramwayっていうのがPSPの西5nmくらいの山沿いにあります。せっかくYMGさんが来ているのだから、ただクロカンに行くのではなく、少しは観光もして頂こうというわけです。Signatureのスタッフに聞くとタクシーで行くのが一番簡単だそうです。タクシーの手配もしてもらいました(ちなみにYMGさんはとても英語が達者で、この辺りの交渉はすっかりお任せでした(^^))。

タクシーで20分くらい走ったでしょうか、Tramwayの駅に着きました。ゴツゴツした岩だらけの切り立った山の頂上に向かってロープウェイが伸びています。すごい勾配です。

さっそくチケット($20くらいだったかな)を購入して乗り込みます。ロープウェイといっても、なんというか四角じゃなく、円柱を平べったくしたような形です。中は座席はなく、全員立ちます。30人くらいは乗れるでしょうか。

さぁ出発! と、なんと床がゆっくり回転を始めるではありませんか! なるほど、これなら、どこに乗っても360°の景観が楽しめるわけですね。移動速度は思いのほか速いです。途中、支柱を通過してちょっとだけ「フワッ」ってなる度、車内は「ワーォ!」だとか「ヒュー!」とかやけに盛り上がります(^^;)。

十数分で頂上に到着。ここは8500ft以上ありますので、とても涼しいです(^^)。YMGさんとNRKはちょっとした遊歩道を散策してました。私はちょっと「お疲れ」なので、休憩所で一休みしてました(^^;)。その後、Palm Springsの街が見渡せる展望台でアイスなんか食したりしてのんびり過ごします。たまにはこういうのっていいですね(^^)。

さて帰りましょう。今の内に帰りのタクシーを手配して(YMGさんが)、下りの便に乗ります。上りよりやけに速く感じますが、ロープウェイなのでそんなことはないですよね(^^;)。

タクシーでPSPに戻って、RNMに帰ります。帰りは私の担当ですが、最初GNDが「R/W 13Lのintersection departure」のためのタクシーを指示して来たのでそっちに向かっていると「風向きが変わったからやっぱR/W 31Rにタクシーしろ」と言って来ます。あ、あついです(^^;)。タワーからは「ヘディング360°で飛べ」と指示されますが、最初「260°」と聞き間違っちゃいました。ATCでは結構 “two” と “three” が間違えやすい傾向にあるそうです。あ、あついです(^^;)。

R/W 31Rから出発してDEPにコンタクト。DEPからは “radar contact, resume own navigation” です。話が早いです。TRM VORを過ぎたあたりで “radar service terminated” です。それまで1回もトラフィック情報はありませんでした。Palm Springsは「11月から5月」がシーズンのようで(5月から11月ぢゃないですよ)、今はシーズンオフだからでしょうか。飛行機のトラフィックも少ないように思います。

RNM到着の時間は19時過ぎです。この時間になるとRNMでも誰も飛んでいません。良い機会なので、RNMのVORアプローチ風に最後はcircle-to-landしてみます。本当は2580ftでcircle-to-landを開始するのですが、一応通常overfieldする3500ftくらいから開始してみます。overfieldしてmidpointあたりで直接left downwindに入ります。”RNM traffic, CK 8125Y, over the field 3500, from north to south, direct to left downwind for circle-to-land R/W 27″ などと叫びまくっておきます(^^)。これは良い練習になりました(^^)。

前置きが長くなりましたが、本日7/7(日)は朝6:30にYMGさんとNRKをSANまで送って行きます(車で)。YMGさんはClevelandにお帰りです。NRKは所用のため、一時帰国します。道中ご無事で!

ところで、車があまりに汚いので(^^;)、アパートに戻って来てから洗車してあげました(といっても、ウェスで拭いただけですが)。これだけでも見違えるようにきれいになりました(^^)。満足感に浸りつつ、お昼まで寝ます(←寝たんかい!)。

さて本日は午後から座学です。チェックライドの宿題について教官と検討します。「IFRクロカンに行く」という想定でプランを作っておいて、これについてチェックの当日examinerに説明しなければなりません。目的地はSan Luis Obispo (SBP)です。

どういうルートを飛ぶか、なぜそのルートを選んだか? エンルートの高度は? WXやalternateについての考慮、目的地の空港の施設(ライト、R/Wの長さ etc)について…などなど、あらかじめ検討して当日答えられるようにしておかなければなりません。ちょっと大変そうですが、考えてみればprivateの時も同じようなことをやったわけで、そんなに恐れることはありません(と自分に言い聞かせる)。そういえばMRT教官も以前「IFRだからってそんなに特別なことをしているわけじゃないんですよ」とおっしゃっていましたし(^^)。

oralについても、よく聞かれるトピックについて概観します。SZK教官曰く「instrumentのoralはIFRに特化したトピックだけなので勉強しやすいですよ。privateの方がトピックの幅が広いので、よっぽど大変ですから(^^;)」だそうです。

というわけで、本日はおしまいです。自宅に戻ってひたすらwrittenの勉強をします。明日のフライトはアプローチの練習です。

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