2001/08/06(月)

盆地編: Bakersfield, Meadows Fieldへ

昨日のCheckout Formの宿題のせいで(^^;)、かなり寝不足ですが、いつもの通り9時にSkylineに行きます。

Checkout FormをHYS教官に提出して、コメントを書き込んでもらっているうちにクロカンのNAV Logを作ります。Checkout Formは若干の補足と修正が入りましたが、ほぼ問題ありませんでした(^^)。これでCheckout OKとなりました。苦労したかいがありました。

WXをとってNAV Logを完成させて、さぁ出発です。その前にトイレ行ってと(^^;)。トイレに向う途中、Chuck Hall AviationのChuckさんに呼び止められます。「重大問題が起きたので助けて欲しい」とのこと。えっ? 何だろう??

オフィスに行くと、「Skylineの生徒で、トイレのペーパータオルを便器に捨てた人がいるようだ。おかげで水が溢れて大変だった。で、この張り紙をしたいのだけど、これを日本語に訳して書いてくれ」とのこと(^^;)。

PLEASE
^^^^^^
Do not put brown paper towels
in the toilet!!!



お願い
^^^^^^
ペーパータオルを便器に
捨てないで!!!

というわけで、今はトイレに上記2つの張り紙がしてあります(^^;)。

さて気を取り直して出発します。行きはNRKさん担当です。教官同乗のComplex訓練はこれが最後となります。

Paradise VOR、Lake Hughes VORを経由して、GWにPalo Altoに行って以来のSan Joaquin Valleyが眼前に広がってきました。相変わらず見事な景色です。

Bakersfield, Meadows Field (BFL)はClass Dの空港ですが、専用のアプローチが設置されているので、20nm手前くらいでまずこのアプローチにコンタクトする必要があります。と、ここで教官が「えーと、このあたりだったらいざとなったらどこでも降りられますよね? さてと、はい、エンジンフェイリャー」攻撃です。そういえばNRKさんはまだこれやってなかったですね(^^;)。ここら辺は民家がぽつぽつとありますが、基本的に砂漠地帯なので、どこでも降りられそうです。

エンジンフェイリャー時の手順を確認しつつ降下して、再び上昇します。気をとり直して、アプローチにコンタクト。Straight-inを指示されます。降下しつつ近づいていくと、今度は別の周波数のアプローチにコンタクトするよう言われます。今度のアプローチは10nm以内のトラフィック用です。最後にタワーとコンタクトするよう言われます。

ここからは普通のタワー空港と同じです。Class Dの空港ですが、既に専用のアプローチとコンタクトしているので、タワーには我々の存在がハンドオフされるようです。ですから “Bakersfield Tower, CK 2575M with you” と言って良いようですが、HYS教官曰く「良く分からないなら念のためにポジションもちゃんと言ってあげれば間違いない」そうです。なるほど。

というわけでR/W 30Lにタッチダウン。ここからTransient parkingまでは30Rを横切る必要がありますが、タワーは “Hold short of R/W 30R” と言っているので、R/W 30Rの手前で待機します。この時点ではまだ周波数はタワーのままで、グラウンドとはまだコンタクトしません。するとタワーが “Cross R/W 30R and contact Ground” と言ってくるので、R/W 30Rをクロスして一旦停止して、ここでグラウンドにコンタクトします。

初めての空港なので、グラウンドにTransient parkingまでのProgressive Taxiをお願いすると「そのまま真っ直ぐ進んだ所がTransient parkingだ」とのこと。確かに(^^;)。Transient parkingに近づくと係員がやって来て、誘導してくれます。いいっすねぇ(^^)。UAやAAの定期便がR/W 30Rに降りてくるのが見えます。

Mercury Air CenterというFBOで一休みします。ここは建物が立派で、室内のパイロットラウンジもとても立派です。自動販売機コーナーには電子レンジや焼きたてのクッキーなんかも置いてあります。

一休み後、ターミナルビルに寄ります。ターミナルといっても大きなものではないですが、ここはLAXなどからコミューター線が就航しているだけあって、UAやAAのカウンタがあったり、売店があったりで、ちゃんとした「空港」って感じです(^^)。私はおみやげ物屋でマグカップをゲットしました。

このターミナル近くにMilano’s Restaurantというのがあるはずなのですが、ありません。確かにステーキハウスらしきものはありますが…と看板をよーく見てみると、Milano’s Restaurantという文字が上書きされてSkyway Steakhouseとなっています。どうやら別の店になっているようです。ここではアイスティーだけを飲みました。

さてこれで後は帰るだけですが、この空港はANAの自社養成訓練を行っている空港としても有名です。IFTA (International Flight Training Academy)という施設があるのですが、ここにHYS教官の知り合いがいるらしいので、ちょっと行ってみて、あわ良くば中を見学でもさせてもらおうということになりました。

ところがその施設への道順がわからない。そこに見えているのに金網に阻まれてなかなか近づけないのです。結構うろうろ歩いてヘトヘトのところに1台の車が止まったので、教官が道を聞いたらなんと乗せて行ってくれるとのこと。なんとありがたいことでしょう。

というわけでようやくIFTAに到着したのですが、ここは守衛みたいなのがいて、ひょいと中に入れるという雰囲気ではありません。教官が守衛と話をしてみますが、教官の知り合いの日本人がたまたまいなく、結局中には入れませんでした。しかたありません。もう時間も時間だし、帰ることにします。残念!

帰りは私の担当です。グラウンドとのコンタクトがちょっとごちゃごちゃしてしまいましたが、グラウンドに予め “Southeast bound departure”とか行っておけば良かったようです。R/W 30Rへのタクシーの許可が下りました。

後は特に問題もなく、Take off! Southeast bound departureなので、レフトターンして所望のコースに進みます。と、ところが、ここで教官に指摘されたのですが「R/W 30Rはライトパターンだったのでは?」…確かにそうですが、でもこういうケースは他の空港でもあったし、あ、でも平行R/Wのあるところはまずかったか…タワーは特に “Right downwind depautreしろ” とも言わなかったので、そういう場合は自分の判断で飛んで良い、と解釈したのですが、あんまりうまくなかったかもしれません。でもまぁタワーからは特に文句も言って来なかったことだし、今回は問題ありませんでした。次はちょっとこのあたり気を付けたいと思います。

それ以外は特に問題なくRNMに到着。BFLはなかなか良かったので、今度は昼飯でも食いに行ってみたいです。そこそこの忙しさのClass Dなので練習にもなるし。RNMからはちょっと遠いのが玉に傷ですが。

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