2000/08/22(火)

ファーストソロクロスカントリー

本日はついにソロでThermalにクロスカントリーに行きます。やはり緊張していたせいか、朝方なんかへんな夢を見て朝6時くらいに起きてしまいました(^^;)。

朝8時に空港に行きます。今日は久しぶりに霧が出ていて、100m先も見えません。車を運転するのもおっかないくらいです。

まずWXをとってみます。Ramonaは、見ればわかりますが、VFR不可です。でもいつものごとく、あと1時間もすれば晴れわたります。途中のルートやThermalは問題なさそうです。但し、NOTAMとして、JulianのVORTACが午前中は使えないとのこと。ありゃりゃ、選択肢は2つです。今日はやめるか、午後から行くか。午後からの天気は問題なさそうなので、午後から行くことにします。

NAV Logを完成させて、早めに昼食を済ませ、12時くらいに出発できるようフライトプランをFSSに登録してプリフライトチェックを済ませます。教官からソロクロスカントリーに出て良いというendorsementをログブックにもらいます。まだ時間に余裕があるので、心を落ち着かせて一休み。

さぁ出発だぁ。R/W 27からTake off! east bound departureします。他の訓練生や既にライセンス取得者達も同じくらいの時間に飛んでいるらしくラジオが聞こえます。そのうちの一人から “Cherokee 22D, have a nice flight!” と言われます。おぉ、なんかうれしいですね(^^)。”Cherokee 22D, thank you!”

Julian VORはもう使用可能になっています。モールスも確認してみます。問題ありません。FSSと交信してフライトプランをオープンします。Julianのあたりは山なので、多少揺れますが、7500ftまで上昇して行くと気流が大変安定していて涼しくていいですねぇ(OAT 17℃くらい)。あ、そうそう、Climbチェックを忘れないようにしないと(^^;)。

Borrego Valley空港をかすめて、Thermal VORへの345コースへ。後はもうThermalに一直線です。あ、R/Wが既に確認できました。

降下を開始しますが、ちょっと降下率が小さかったせいか、Thermalに近づくにつれ、まだだいぶ高いことがわかります。ここでちょっと写真なんかとったりしてみます。これ、一回やってみたかったんですぅ。あと何枚かコックピットからの写真を押さえて、降下を続けます。10nm手前でUNICOMと交信してairport advisoryをもらいます。南風のようです。

更に降下を続けますが、やはりまだだいぶ高いので、360ターンをしつつ高度を落とします。これでよし、パターンアルティテュードの900ftになりました(Thrmalは標高が-114ftなので900ft MSLくらいが1000ft AGLになる)。南風のようですので、R/W 17のダウンウィンドに45エントリします。

後はいつもと一緒ですが、R/W 17から着陸すると、下手をするとtransient parkingまで長いことタクシーバックする必要があるので、ここはShort Field Landigを行って一番手前の出口から出るようにします。よし、うまくいった。

タクシーウェイをたらたら進むとむちゃくちゃ暑いっす。ちょっとだけタクシーを速めたりして(^^)。transient parkingに駐機すると、係の兄ちゃんがやってきてchockしてくれます。この時についでに燃料の補給をお願いしておきます(ソロで飛ぶ時は満タンで、というendorsementのため)。ふぅ、無事到着しました。

Passenger LoungeのTELでフライトプランをクローズして、ついでに帰りのフライトプランを登録して、一休みです。そうそう、Thermalに着いたことをSkylineにTELしなきゃぁ。で、このLoungeにあるTELではlong distanceするのになんだかかんだかやらないとだめらしいので、係りのおねいさんに使い方を聞くと、「表にある公衆電話の方が簡単だからそこでかけるといいわよ。私が教えてあ・げ・る」と言ったかどうかは定かではありませんが、使い方を教わりました。

教官からははThermalからRamonaまではlocal callのはずと聞いていたのですが、やっぱlong distanceなので、コインで$1必要らしいです。それをおねいさんに渡すとご丁寧にもTELをかけてくれました(^^;)。おねいさんから受話器を受け取って、Skylineの教官に現着したことを報告します。めでたしめでたし。

燃料のお金をおねいさんに払い、世間話をして(日本から飛行機の訓練に来ているんだ、日本の訓練費は高いとかなんとかそんな話)、一休みしてから帰ります。

南風は変わっていないのでR/W 17に向かいます。straight-out departureでtake off! 来た時と逆のルートでRamonaに帰ります。帰りは8500ftまで上昇しますので、更に涼しい感じです。

Julian VOR通過後、降下開始。もうRamonaの場所はわかりますが、基本に忠実にチェックポイントとVORトラッキングを続けます。Ramonaから10nmくらいで位置を通報します。over fieldする前にも一応位置を通報しておきます。3000ftでover fieldしてMt. Woodsonに向かいます。後はいつもと一緒で、R/W 27にタッチダウン!

ふぅ、無事に行って来ました。60nmくらいのクロスカントリーですが、自分一人で行ってきたんだなぁと感慨にふけってしまいます(^^;)。また一歩成長したかな?

教官と軽くブリーフィングを行い…あ、日本のログブックにサインもらうのわずれだ(;_;)、明日のWritten Examの受け方について教わります。既に予約をしてもらったので、後は現地(GillespieにあるCalifornia Flight Academy)に行くだけです。午後2時くらいまでに行けば良いらしいです。教官からendorsement (この生徒はWritten Examに受かるくらいの知識はあると認めます、というような内容)をもらいます。これを受付で見せれば良いらしいです。あと、パスポートなどのIDと、お金($70)。道順も確認しておきます。

というわけで本日の訓練は終了です。Written Examの最終復習をして、本日は早めに寝るかな(でもそんなに早起きする必要もないような)。

↑ クロスカントリー ← 前のレポート 次のレポート →