2002/06/27(木)

LOCアプローチ(partial)・VORアプローチ

本日も良い天気です。

本日はCRQでLOCアプローチ(partial panel)、OKBでVORアプローチを行います。今回もNRKが同乗します。

いつものようにR/W 27からright crosswind departureで出発。フードを被って4000ftまで上昇します。

CRQでのアプローチの準備をしてAPPにコンタクト。今回は最初からヘディング210°でLOCにインターセプトするよう指示されます。いつもより早くアプローチできそうです。

同じ時間、SkylineのSenecaがmulti-instrumentの訓練のため飛んでいるのが聞こえます。知っている機体(人)が飛んでいるのって、なんだかほっとしますね(^^)。

ところが、Senecaがレーダーロストしたみたいです。ポジション的に我々の位置と近いせいか、APPから我々にヘディング180°と指示があります。LOCを行き過ぎる形となりますが、Senecaとのセパレーションをとるためでしょう。

しばらく180°で飛んだら、今度は少しずつヘディングを北に戻されて360°です。それから改めてヘディング270°。これでいつものように、CRQのLOC (コース245°)をインターセプトするヘディングとなりました。

APPからILS Rwy 24アプローチのクリアランスが下りました。ここで教官がAIとHIにカバーをしてpartial panelとなります。

LOCをつかまえるのに、ヘディングのリファレンスとなるのはcompassだけです。245°コースは南向きなので、compassエラーは「オーバーシュート」ですね。ですからcompssの指示が245°より20°ばかり行き過ぎてから、つまりcompassが225°くらいを指してからロールアウトです。ほぼうまく行きました。

後はcompassの指示だけを頼りにLOCをトラッキングして行きます。TCとcompassを交互に見ながら、LOCのCDIの動きを見ます。それと同時に高度をチェック。かなり忙しい感じがします。困るのは、高度が落ちてくると、バンピーで機体が揺られてcompassもフラフラすることです。教官曰く「compassがフラフラするってことはヘディングが変わっているということです。ヘディングが変わらないよう『押さえ込む』ようにすると良いです」とのこと。これはなかなか難しいですが、要は基本的にレベルを保つこと、修正量を小さくするってことです。また、極端な話、揺れているcompassは参考程度にして、もうCDIをメインにヘディングコントロールをしてしまうという手もあります。

MAPでR/Wを確認してmissed approach、southboundで上昇。

DEPにコンタクトして2回目のアプローチに向かいます。2回目は素直にレーダーベクタされてLOCに乗ります。この時既にESCONを過ぎているので、現在の高度3400ftから速やかに降下しないといけません。あ、ちょっとビハインド(^^;)。後は1回目と同じくpartial panelでLOCアプローチします。

タワーにコンタクトすると、missed approachの後、R/Wヘディングで4000ftまで上昇とのこと。次がOKBでのVORアプローチですからこのように指示してくるわけですね。このあたりはもう予測できるようになりました。

MAPでR/Wを確認してmissed approach、R/Wヘディングで上昇。次にOCN VORに向かうんですから、今のうちにNAV1をOCNにセットして、大体のコースを把握しておくべきですが、どうもこれが「落ち」ます(^^;)。

DEPにコンタクトすると、レーダーベクタでOCN VORに持って行かれるようです。今のうちにOKBでのアプローチの準備をします。COM1はAPPのままにして、COM2でASOS聞いて、CTAFの周波数に切り替えておきます。NAV1は現在のOCNのままにして、NAV2をmissed approachの後のfixであるVISTAを特定するためにMZBの344°にセットしておきます。DMEはOCNですね。アイデントも忘れずに! このあたりが結構忙しく、まだもうちょっと慣熟が必要ですねぇ(^^;)

といっている間にAPPから高度2500でVOR-Aアプローチのクリアランスが下ります。この位置からだとcourse reversalのためのホールディングパターンにはparallel entryになります。

OCN通過。ヘディング270°。タイマスタート。おっとNAV1をinboundコースの090°に(^^;)。APPから周波数チェンジの指示が下ります。1分経過。左旋回で045°へ。OCNの090°のコースに乗ります。あ、ちょっとアンダーシュート(^^;)。とか言っている間にOCN通過。ヘディング096°。タイマスタート。NAV1を096°にセット。降下開始。ひー。まだまだ余裕がないなぁ(^^;)。

CTAFでポジションレポートして降下を続けます。DME 3.4でMAPとなりますので、R/Wを確認してmissed approach。

上昇してヘディング030°へ。NAV1を083°にセット。CTAFでoverfieldのレポートをしてOCN 083°コースに乗りつつDEPにコンタクト。IFRをキャンセルします。今回はDEPが忙しいせいか、すぐにsquawk VFRとなります。VFR flight followingをリクエストする間もありません(^^;)。

というわけであとはVFRでRNMに帰ります。といっても私はフードを被ったまま、教官の指示に従ってRNMの近くまで飛んで行きます。

ブリーフィングでは「partial panelでのLOCアプローチはTCとcompassを同時に見なければならないので忙しいですね。compassが揺れている時はしばらくヘディングを変えないで待つのが一番です。VORアプローチはVOR通過時の5Tが落ちることがあります。慣れて行きましょう。それ以外は全般的にラジオもOKだし、コントロールもOKです。」を頂きました。

次回はILSアプローチと、LOCアプローチ(partial)、VORアプローチをする予定です。明日は機体の都合でお休みですので、その代わり土曜日にフライトすることになりました。といっても、明日はNRKがWarriorで飛びますので、私も一緒に行くことにします。

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