2002/10/12(土)

アプローチ・マニューバ・Safety Pilot

本日は午前中にMTIさんがMultiの訓練をするので、これにISYさんとともに同乗させて頂きます。MTIさんの訓練はパターン内のT/Gです。これは後ろから見ていても大変勉強になります。最後はShort Field Landingです。私はまだこの辺りやってないので大変参考になりました。

午後からは私の訓練です。本日もアプローチを主に練習します。このフライトにはMTIさんとTNKさんが同乗します。

R/W 27からShort Field Take-offで出発…と思いきや片エンジンカットです。すかさずスロットルクローズ。へっへー、鼻くそほじりながら余裕で止まります(^^;)。改めてTake-off roll開始。昨日に引き続き「ミクスチャカットの振り」にも引っかかりません(^^)。

80mphでローテーション、85mphで50ft obstacle clear、ピッチダウンして加速しつつギアアップ、加速しつつフラップをしまいます。ピッチダウンをもうちょい積極的にした方が良かったみたいですが、バッチリです。

訓練空域に向かって上昇しつつフードを被り、アプローチの準備です。いつものようにAPPにコンタクトしてCRQでのILSアプローチ2回を要求。LOCをインターセプトする方向へベクタされます。

LOCの針が動き始めました。これでEstablishedですからギアダウン…かと思いきや、教官から「まだGSより下なので、GSに乗ってからギアダウンで良いですよ」と言われちゃいます。あれー、そうなのかぁ? 今回はGSよりもまだ下にいることはわかっていましたが、私はここでギアダウンしておいて、改めてGSに乗ってから降下しようとしたのです。が、どうやらそれだと動きが無駄みたいです。ギアダウンと降下はペアとして捉えて、「ここから降下しようかなというタイミングでまずギアダウン、そして降下」とすると良いようです。な、なるほど。

気を取り直してアプローチを継続します。今回はGSを追いかけ過ぎないでVSIで調整するようしてみます。なるほど、これの方がずっと安定します。ところが、気を抜いていると(というかLOCの方に気を取られていると)、ふとGSをかなり外していることがあります。このような場合でもVSIの動きが大きく変化しないようゆっくり修正しますが、ちょっと外し過ぎかなぁ(^^;)。

Missed approachして2回目はシングルエンジンです。片エンジンを切られた直後のDirectional controlがちょっとだけ遅れますが、それ以外は問題なし。フードを被りながらシングルエンジンでエアスピードとヘディングを維持するってのがちゃんとできています(^^)。

シングルエンジンのアプローチもまぁまぁでしょう。シングルエンジンだとエンジンが死んでいる方へのヘディングの修正は楽ですが、反対はかなり一生懸命エルロンを使わないと修正できません。この辺りの感覚もだいぶつかめてきました。

DA近くでR/Wを確認してエアスピードを落としつつフルフラップ。後はゆーっくりタッチダウン。いいっすねぇ。

R/W 24にタクシーバックしていつものようにRight downwind departureで出発します。

RNMに戻りつつ、各種マニューバを1回ずつやってみます。Vmc Demoはもっと「説明しながらやる」とより良いようです。でも手順はバッチリです。Stalls、Steep Turnは全く問題なし。

最後にEmergency Descentしてみます。スロットルクローズ、ギアダウン、ピッチダウンで150mph (!)。この手順を1つずつやってみたのですが、もうほとんど同時で良いそうです。なにせエマージェンシなんだから(^^;)。それにしても150mphで降下するピッチはホント「まっ逆さま」というくらい思い切る必要があります。これは正直かなりおっかないです(^^;)。でも絶叫マシンほどではないです。

RNMに戻って来てNormal LandingでT/Gの後、Short Field Landingしてみます。ショートファイナルまではNormalと同じで良いです。パスも特に高くする必要はありません。ショートファイナルからエアスピードを87mphに落とします。いつもよりタッチダウンポイントを手前に想定しつつタッチダウン。フラップアップでブレーキ。OKですね。本当はブレーキをかけてフルストップするのですが、ここはT/Gします。

ダウンウィンドでいつものように片エンジンをアイドルにされますので、すかさず各種チェックとフェザーです。ここからシングルエンジンで降ります。今回もベースを取りそうになりましたが(^^;)、ファイナルをオーバーシュートすることなく落ち着いて降りて行きます。ところがちょっとパスが高いのでスロットル絞ったら、これがまた絞り過ぎて、高度を落としてしまいます。あ、いけね。で、スロットルを入れ直すわけですが、そうするとdirectional controlが大変です。ですよねー(^^;)。スロットルは「絞る一方」が原則です。

ブリーフィングでは「アプローチでLOC establishedでもGSよりも下だったらまだギアダウンしなくて良いです。ギアダウンと降下はペアとして捉えて下さい。今回はアプローチする前のエアスピードが良く調整できていました。アウターマーカまでは良く出来ていますが、そこから先がちょっと外しているようです。シングルエンジンは手順はOKですが、最初のDirectional controlに注意しましょう。エアスピードもVyseを切らないようにしましょう。何しろ “Fly the airplane” です。Vmc Demo、Stalls、Steep TurnのVFRマニューバは大変良くできています。お釣りがきます(^^;)。Short Field Take-off/Landingも良く出来ています。Single Engine Landingは『パワーは絞る一方』にすることです。それ以外は良く出来ています。」を頂きました。

4回目の訓練ですが、アプローチを除いてもう問題ないレベルです。アプローチは一応PTSの範囲内に収まってますが、もう少し余裕を持てるようにしたいですね。

この後、またまたMTIさんのSafety pilotをしました。今回も前回までと同じノリですが、もうBIFは完璧に出来ていますので、ちょっと趣向を変えて、Unusual AttitudeとVORトラッキングも織り交ぜてみました。Unusualの「機体の振り回し」はLazy 8でやってみました(^^)。これ、目をつぶっているとかなり「来る」らしいです(^^)。VORトラッキングはPrivateではフードを被ってやりませんから、MTIさんにとってはかなり良い経験だったみたいです。次回もこの辺りを織り交ぜてみたいと思います(すっかりこういう練習を組み立てるのが楽しくなっている!)。

ところで、本日(?) NKJさんが再びSkylineにやってきました。今回はMultiをやるそうです。しかもNKJさんはInstrumentとCommercialを持っていますからまさに私と同じフェーズ! さっそく明日からお互い同乗し合いましょうということになりました。MTIさんも含めてこれでMultiが3人ですからお互いに同乗しまくって訓練の効率を上げたいですね(^^)。

↑ エアワーク(その2) ← 前のレポート 次のレポート →