2002/06/14(金)

LOCホールディング・LOCアプローチ

本日も良い天気です。本日はCRQにLOCアプローチの練習に行く予定ですので、あらかじめ家を出る前にDUATSでWXを取っておきます(^^)。視程や雲は問題ありません。上空は北東から5kt程度の風です。予報も問題ありません。

まずはLOCとVORで構成されるフィックスを基点にホールディングの練習をするため、R/W 27からstraight-out departureします。400ft AGLでヘディングを280°に向けてOCN 280°コースに乗ります。MZB 015°ラジアルに乗り直し、今度はCRQのLOCとの交点を仮想的にLOCホールディングの基点とします。

フィックス通過後、teardrop entryしてホールディングします。もうホールディングは要領をつかみましたのでバッチリです(^^)。何回かホールディングパターンを飛んでこれでLOCホールディングはおしまいです。

さて、本日のメインイベント、LOCアプローチに向かいます。まずは各種周波数をセットして、アプローチのレビューをします。それからSocalアプローチにコンタクトして、CRQ でのLOCアプローチのクリアランスを取ります(教官が)。CRQにはGSもありますので、通常は「ILSアプローチ」になるわけですが、今回はGSは使わずLOCのみのアプローチの練習をします。でもいちいちそんなことアプローチに言うのは面倒なので、アプローチには「ILSアプローチ」のクリアランスを要求します(^^)。今回は2回LOCアプローチします。

アプローチからクリアランスが出ました。この時点からIFRです。教官がラジオをやってくれますので、私はアプローチからの指示を書きとめながら、指示に従います(トランスポンダをセットしたり、指示されたヘディングや高度にしたり)。何回かレーダーベクタされて、CRQのLOCをつかむ位置に来ました。予想通り大体30°のカットアングルで向かわされるようです。

ここでCRQの「ILS Rwy 24」アプローチのクリアランスが出ました。ここからは特に指示が無い限り規定された通りのアプローチ手順に従って降りて行きます。3400ftでLOCをつかまえて245°のコースにアラインします。ここから2300ftに降下。アウターマーカのあるDEASYというフィックスまでこの高度を維持します。ツー・ツー・ツー…お、アウターマーカ通過です。ここからタイムを測りながら、MDAの980ftまで降下。この間もずっとLOCをトラッキングして行きます。いいですねぇ、LOCのCDIは微塵もずれません(^^)。LOCはVORよりずっと(正確にいうと4倍)センシティブなので、ほんのちょっとずれたらすぐにほんのちょっと修正します。ちょうどVFRでファイナルを降りて行く時のような感覚です。

アプローチからタワーにコンタクトするよう指示があります。教官がタワーに「ILS inbound」と言っています。タワーには既に我々がmissed approachしてもう一度LOC アプローチしに戻ってくることが伝わっていますので、タワーは「cleared to land」は出して来ません。その代わりに「missed approachとして、上昇してヘディング180°に向け、 3000ftまで上昇せよ」と指示されます。ちなみに、このmissed approachの手順はpublishされたものとは違って、IFRの訓練でCRQを使う場合に良く出される手順だそうです。

980ftを維持しつつLOCのトラッキングを続けます。ツーツ・ツーツ・ツーツ…お、ミドルマーカ通過です。この時点でR/W末端まで0.5nm。本来ならこのあたりが「R/Wが視認できた場合に降下開始する限界」ですが、このままアプローチを続けます。R/W末端上空に来ました。ここでタワーに「missed approach」を伝えてすぐに上昇してヘディング180°に向けます。このまま3000ftまで上昇。タワーからはSocalデパーチャにコンタクトするよう指示されます。

Socalデパーチャにコンタクトすると(教官が)、ヘディング070°で4000ftまで上昇するよう指示されます。4000ftでレベルオフして飛びます。ここでばったりとこの周波数での交信が途絶えました。誰も何にも言って来ません。なんだか不安ですが、たまたま誰も交信していなかっただけで、我々のことが忘れられているわけではありません(^^;)。ILSアプローチを開始する地点付近まで来ると、ちゃんとアプローチからヘディングと高度の指示があります(^^;)。今度は南側からLOCをつかまえる形となります。

1回目と同じく、3400ftで245°のコースのLOCをつかまえます。ここから降下を開始。後は一緒です。今回もLOCは微塵もずれません(^^)。タワーからは「2回目はどういうmissed approachしたいか?」を聞かれますので「ローパスしてleft downwindに入り、IFRをキャンセルしてRamonaに戻る」旨を伝えます(教官が)。R/W末端でmissed approachを宣言して上昇します。今回はmissed approachの手順が指示されていないので、そのままR/Wヘディングで上昇します。ここでタワーから「left downwindに入れ。IFRをキャンセルしたい場合は要求せよ」と指示があります。本来はIFRのキャンセルはアプローチに言うのですが、ここではタワーがそれを代わりにやってくれるようです。left downwindに入ったところでIFRをキャンセルし(教官が)、後はsquawk VFRでRamonaに戻ります。

本日は「LOCアプローチの手順をやってみて、その時の外との関係を観察すること」を目的にしていましたので、久しぶりにフードをつけないフライトでした。基本的には計器を見て操縦していたのですが、ちらちらとでも外を確認できるってのは良いものですね(^^)。

(だからLOCのCDIは微塵もずれなかったんですね。)

ブリーフィングでは「LOCホールディングはあんな感じでOKです。ホールディングパターンを飛ぶのはもうOKですね。LOCのトラッキングは非常にセンシティブなのがわかってもらえたと思います。トラッキングがとても良くできています。アプローチの最中のエアスピードを一定に保つこと、降下レートを500~600fpmくらいに保つこともOKです。」を頂きました。

次回はもう一度LOCアプローチをCRQでやって、引き続きOceanside (OKB)でVORアプローチをする予定です。

本日の夕食は、multiに合格した方のお祝いで、San DiegoのClairemont Mesa Blvdにある「Osaka Kitchen」というJapanese Restaurantに12人くらいで行きました。店長のおっちゃんが大阪の人らしく、洋食/和食がある小さ目のレストラン(定食屋)という感じです。日本人向けの情報誌にも広告が出ています。日本で食べるのと全く同じようなものが食べられますし、量も多いので結構評判だそうです。Skyline関係者の中にもここのファンは多いです(ここの「ウェイトレス」のファンという噂も…)。私は「とんかつ定食」を食しました。大変おいしゅうございました(^^)。

というわけで本日は終わりです。明日はお休みの日なのでゆっくり休みつつ、でもwrittenの勉強はしなくっちゃ。

↑ アプローチ ← 前のレポート 次のレポート →