2000/03/18(土)

足っ! 足っ! 足っ!

本日はとても良い天気です。今までで一番良い天気です。視程も良さそうで、水平線が良く見えそうです。3連休の初日ということでお出かけには最高です(伏線)。

さて、本日は先週の教訓を生かし、7時に教官からTELを頂いた後、同行カメラマンと一緒にすぐに自宅を出発しました。ところが…。既に中央道は渋滞気味。いや~な予感がしたんですが、案の定環八も大渋滞。先週どころぢゃないくらい混んでいます。

外環道も渋滞が激しく、動かない、動かない、動かない…。常磐道も混雑気味で、柏ICからの一般道も混雑気味。頼みの綱の利根川の南側の土手沿いの道もはるか遠くに栄橋が見える地点からず~っと渋滞です。

というわけで、飛行場に到着したのが12:20 (;_;)。実に5時間もかかって到着したのでした。3連休の初日というのをあまり意識していませんでしたが、こんなにも混むとは。結局本日もG/Sはなしです。あぁ、教官にはご迷惑をおかけしました。

私が飛行場に到着してすぐ、TKDさんも飛行場にいらっしゃいましたが、同じく渋滞にはまったそうです。きつかったですね。

ランチの後、気を取り直して、実技訓練です。本日も2フライトです。

1フライト目

飛行前点検はスムーズに行えるようになってきました。エレベータのがたつきの見方などを新たに学びました。JA4149は、ちょっぴり右のメインギアの空気圧が少ないようですが、これくらいなら問題ないということでした。

でも燃料の質のチェックを忘れるというちょんぼをしてしまいました。チェックリストをもう一度確認すべし。

機内での出発前のチェックで、ビーコンライトを点灯するタイミングがエンジンスタートの直前になっているのは、まわりの人に「エンジンをかけるよ、気をつけてね」ということを知らせる意味があることなどについても学びました。

機内に乗り込み各種チェックを行います。うーん、だいぶスムーズにできるようになってきました。

Otone Flight Service, JA4149.
JA4149, Otone Flight Service, go ahead.
4149, #1 radio check, how do you read…
4149, request departure information….

うーん、無線もうまくできるようになっています。

Otone local, JA4149, taxi out R/W 25.

今回はブレーキチェックも忘れません。まだまだつたないですが、自分でスロットルとラダーペダルを操作してタクシーをします。たいぶ感じがつかめてきました。

Otone local, JA4149, taxi down on the active R/W 25.

滑走路をタクシーダウンして行きます。まだ少しふらふらしますが、なんとかエンジンランナップエリアまで進みます。小回りもできるようになってきました。

エンジンランナップを行って、ベース/ファイナル/滑走路を確認し、離陸位置に着きます。

Otone local, JA4149, taxi into position R/W 25.

おぉ、なかなかスムーズです。

離陸前のチェックを行い、さぁ離陸です。ブレーキ、スロットル1500rpm、ブレーキリリース、フルスロットル! 滑走路のセンターに必死に機首を合わせます。対気速度55でローテーション。右ラダーに気をつけて…なんとかうまく離陸できました。後でビデオを見てみるとなかなかスムーズな離陸です(伏線)。

上空に上がったところで、上昇/降下旋回を行います。上昇時には右ラダーを効果的に使うこと、降下時にはその反対に左ラダーを使うことを学びました。また、ヘディングを変更する場合、あらかじめ行きたい方向にある目標物を決めて旋回を始めれば、計器は最後にしか必要ないことなどを学びました。これはちょっとしたことですが、ずいぶん楽に旋回できます。

ラダーの使い方を学ぶため、旋回中に意図的にラダーを通常とは違う踏み方をして機体を滑らすことを行いました(教官が)。旋回しながら、外側のラダーを踏んだり、内側のラダーを通常より強く踏んだりしたときの挙動を体感します。機体はスキップとかスキッドという状態になるわけですが、これがまた、何とも言えない体験したことがないGを感じます。ラダーを正しく操作して調和旋回することの大切さが良くわかります。

次はフラップを使ったスローフライトです。キャブヒートホット、スロットル1500rpm (あれっ?)、高度を維持するようにピッチを調整して速度が落ちるのを待ちます。対気速度計のホワイトアークに入ったらフラップを下げて行きます。スロットル1900rpm。ピッチを調整して対気速度が60ノットになるようにします。この状態でスロットルを微調整して水平飛行を保ちます。いいですねぇ、なんかスローフライトって好きだなぁ。

この状態で左右にSの字を描くように旋回を繰り返し、ラダーの使い方を学びます。スローフライトではラダーが重要です。足で旋回するイメージ。足、足、です(伏線)。

あと、スローフライトで降下して行き、着陸時を想定してフレアの練習を行いました。フレア時のピッチを水平線をリファレンスポイントにして学びます。ちょっと水平線が見えるくらい。これ以上ピッチを上げてはいけません。失敗すると即ストールにつながるだけに慎重にやらねば。

ここで時間となり、飛行場に戻ります。高度1300ft、飛行場の南側から340度のコースで飛行場の上空を通過し、ウィンドソックで風向きを確認します。よーく見ないとちょっとわかりづらいです。特に先っちょの白い部分が枯れた芝(?)に紛れて確認しづらいっす。もっと鮮やかな白とかにならないもんなんでしょうか(^^;)。

ダウンウィンド上空で295度に旋回し、降下を始めます。115度に左旋回してダウンウィンドのエントリに向かいます。高度900ftでダウンウィンドに入ります。右手に白い工場を確認しつつ、ベースターン。フラップを10/20度に下げて徐々に高度を落として行きます。右手にR/W 25を確認し、利根川南側の土手をなめるようにしてファイナルターンです。フラップを30度に下げて対気速度65ノット。これを維持しながらアプローチして行きます。感動のシーンです。まだスロット操作は教官が行いますが、とても良い感じです。

この段階ではエルロンの効きが甘くなっています。どうりで左右方向のズレをエルロンを使って修正しようとすると操縦桿をグイグイ操作する割には姿勢変動が少ないはずです。

教官が最後にフレアをかけて着陸です。うーん、何度見てもホレボレ。早く自分でも華麗に着陸したいものです。

今回は駐機場までタクシーして、自分で最後に停止させる所を練習しました。コツは前方にリファレンスポイントを取ることです。やっぱちょっぴり曲がっちゃいましたが、次回はうまく止めるぞと誓ったのでした。

2フライト目

飛行前点検は、燃料とオイルの量のチェックを行います。1フライト目よりオイルの量が増えたように見えるのは、はて?

さて、今回はTKDさんも同乗します。なんとカメラマンもして頂けるということです。ありがとうございます。

機内でのチェックもなかなかスムーズです。流れるようにタクシーアウトのコールをして(うそ)、出発です。今回も滑走路をタクシーしてR/W 25に向かいます。

エンジンランナップを行い、ベース/ファイナル/滑走路を確認して離陸位置につきます。離陸前点検を行い、さぁ離陸です。

スロットル1500rpm、ブレーキリリース、フルスロットル。滑走路のセンターに合わせて…対気速度を確認…あれっ、一瞬Vrを過ぎているような気がして、もう一度対気速度計を確認します。この時、ほんの少し計器の確認時間が長かったようで、前方に目を戻した時には大きく左にずれています。慌てて右ラダーで修正しつつ、もう一度対気速度計を確認すると、今度は本当にVrを過ぎています。ひぇ~。急いでローテーションしましたが、またしても右ラダーの踏み込みが甘く機首が左に振られます。あわわ。急いで右ラダーを踏み込みますが、この時右に少しバンクしていたらしく、大きく右旋回してしまいました。

TKDさんが押さえていてくれた離陸直後の後方の映像を確認したところ、いつもと違って大幅に右にずれて上昇して行きます。あぁ、もう大失敗(;_;)。同乗していただいたTKDさんはさぞビビられたでしょう(^^;)。申し訳ありません。外から見ていた弟も「なんか不思議な挙動をして離陸して行った」とのこと。次回の離陸はきっとうまくやるぞと心に誓ったのでした。

さて上空では、スローフライトでの上昇/降下旋回を行いました。ピッチで速度を60ノットに保ち、スロットルで上昇/降下率を調整します。通常の旋回やスローフライトでの旋回以上にラダーが重要であることを学びました。上昇/降下しながらS字を描くように連続して旋回を行います。

今回は上昇旋回などをしているうちに高度3500ftくらいまで上がりました。この高度ではいかにも外気温が低そうで、機内もひんやりしてきます。外気温は3℃です。また気流が安定していて、なんだかとっても滑らか~に旋回が行えます。

高度を下げていくと、眼下には常○道が見えます。筑○山もはっきりと見えます。後で教官曰く「あれは本当は○○○外なので○○○○○○○を提出しなければならないのですが、まぁ良いでしょう。」えーと、以上都合により一部音声を変えてお送りしました(^^;)。

さて、1フライト目と同様、フラップを使ったスローフライトで降下し、フレアをかける練習を行います。後でビデオを見て気付いたのですが、フレアをかける速度やピッチ(つまりストールの寸前)では、主翼のフラップあたり(?)から「ヒョー、ヒョヒョヒョ」という風を切る音が聞こえます(うまく文字で表現できませんが)。その直後に「ビー!」というストールワーニングが鳴ります。訓練を受けている時は全然その音に気がつかなかったのですが(余裕がなくて)。ビデオは偉大ですね。

さて今回の訓練も終了です。飛行場に戻ります。今回はフルストップではなく、TGL (タッチアンドゴー)を行うとのこと(教官が)。おぉ、これは楽しみです。

いつものように飛行場の南側から340度のコースで飛行場の上空を通過し、R/Wを確認します。今回も着陸はR/W 25なので、ライトダウンウィンドにエントリします。ベースターン、ファイナルターンをしてR/W 25にアプローチして行きます。

この時教官に「ファイナルアプローチ時は速度が落ちているので、左右のズレを修正するのはラダーがメイン、エルロンはサブで」ということを指摘されました。着陸する直前から教官が見本を見せてくれました。

「はいここで細かくラダーで修正する! 足っ! 足っ! 足っ! 足っ! 足っ! 」

フレアをかけてタッチダウンします。

「はいここでも、足っ! 足っ! 足っ! フラップアップ! マックスパワー!」

あっけにとられている間にタッチアンドゴーは終わってしまいました(^^;)。なるほどタッチアンドゴーを行えば、離陸と着陸が集中的に練習できるわけですね。

そのまま上昇し、場周経路に沿って再びファイナルアプローチです。今回はちゃんと意識してラダーをメインに使って左右の修正を行ってみました。なるほど、エルロンなんか激しく動かさなくてもちゃんと修正ができます。教官の「足っ! 足っ! 足っ!」の意味がとても良くわかりました。練習せねば。

今回の着陸でも教官がフレアの見本を見せてくれます。「足っ! 足っ! 足っ! 足っ! 足っ! ピッチを上げて…」ビー! キュパッ! また見事な着陸です。

駐機場では今度こそまっすぐ機体を停止させることができました。センターより10cmくらいしかずれていません。次回はもっと精度を上げるようにチャレンジです(^^;)。

こんなわけで今回の訓練は終了です。とにかく「足っ! 足っ! 足っ! 」でした。


2フライト目で貴重な映像を押さえて頂いたTKDさんには改めて感謝申し上げます。

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