2000/03/11(土)

水平直線飛行・上昇/降下の復習・旋回

この日は曇りだったのですが、フライトには問題ないということで、朝8時に同行カメラマンと大利根飛行場に向かって出発しました。

ところが、中央道の高井戸まで行く途中で既に渋滞気味。高井戸から環八で外環道の大泉までがこれまたやけに渋滞しています。先週日曜日に通った時は、同じ時間でもこんなに混んでいなかったのにぃ。先週30秒でクリアしたトンネルに30分近くかかるしまつ。日曜と土曜日の交通量の違いに気をつけなければならないと痛感です。

というわけで10時の時点でまだ外環道を走っている状態で教官に連絡し、結局大利根飛行場に着いたのは11時をまわってしまいました。あー、なんてこった。教官には「じゃあ本日はG/Sはなしで」と柔軟に対応して頂きました。ありがとうございました。次回は7時にフライト可の連絡を頂いたら即自宅を出発することにします。反省反省。

さて今回の訓練は2フライトです。

1フライト目

チェックリストを見ながら機体の点検を行います。これはなんとかOK。機内での出発前のチェックもチェックリストを見ながら行います。やっぱまだ慣れていないのが無線のオペレーションです。この1週間口をついて出てくるように練習してきたつもりですが、まだ「もたもたっ」としています(^^;)。

今回は無線機のチェックが加わりました。

Otone Flight Service, JA4149, #1 radio, how do you read?
(感明度いかがでしょうか?)

Reading you 5. (感明度、数字の5です)

など。あー、文字にするとたったこれだけなのに、焦ってうまくいきません。

Otone local, JA4149, taxi out R/W 25.
Otone local, JA4149, taxi down on the active R/W 25.

R/W 25に向かってタクシーして行きますが、ラダーペダルと左右のブレーキを微妙にかつ的確に操作するのはなかなか難しいものです。なんか左に寄ってしまいます。更なる修行が必要です。1時間くらい滑走路をタクシーしながらうろうろしていれば、きっとうまくなるのでしょうが、そういうわけにもいきません。徐々に慣れるしかありません。

ターニングパッドでエンジンランナップを行い、ベース/ファイナルのトラフィックを確認してR/Wに入ります。

Otone local, JA4149, taxi into position R/W 25

ここでセンターラインにぴったり合わせるのですが、これがどうもうまく行きません。教官が修正を行うと、これがまた見事に「ぴったり」と合います。今の私からは「神業」です。

ここであまりもたもたしていてはいけません。速やかに離陸直前のチェックを行いスロットル1500rpm、ブレーキを解除して、なめらかにフルパワー。うわ、やっぱ機首が左に振られるなぁ、右ラダーを踏み込んでいないと…ありゃりゃ左に寄っちゃうなぁ。と思う間に対気速度55ノット(Vr)、ローテーション。ピッチを上昇に合わせて、と気を取られているとラダーの踏み込みが甘くなってますます左に降られ、慌てて踏み直すと、今度は機体がちょっとロールしている…。かくして、地上で撮影してくれているカメラマンの頭の上を通過して(てことは滑走路の延長上からは大幅にはずれて)離陸したのでした。

とこう書くと全部自分でやったみたいですが、もちろん教官の指示の下ですヨ(^^;)。

さて、今回は水平直線飛行と上昇/降下の復習、旋回です。特定の方位に向かって飛ぶ方法、方位の修正方法などを学びました。かなり思うように行くようになりました。だいぶ慣れてきたぞ。

上空からの景色も段々わかるようになってきました。印旛沼や牛久沼、上空でよく目印にする橋が実は自分が車で通ってきた栄橋だったことなど。

今回のフライトではR/W 25に着陸します。飛行場に向かって徐々に高度を落とし、900ftでレベルオフ。ダウンウィンドに入ります。これはライトトラフィックっていうんでしょうか。ベースターンやファイナルターンの場所などを教えてもらい、またしてもファイナルアプローチの左右方向だけ自分で操作し(ピッチ調整やスロットルによる降下率の調整は教官)、着陸です。ちょっとふらふらします。滑走路末端からフレア、接地は教官が行います。この時教官が「I have!」と言って操縦権を教官に移し、華麗に着陸するのにはほんとホレボレしますね(あ、野郎に惚れられても困るか)。う~ん、何度やってもファイナルアプローチは感動します。

2フライト目

出発前のチェックもだいぶ慣れてきました。でもまだブレーキチェックを飛ばしてしまったりして(^^;)。そういえば、エンジンをかける時に「Contact!」と言いますが、これは「(飛行機からの)肉眼による地上観察」というような意味なんですね(※)。

※諸説あり

今回は滑走路をR/W 25に向かってタクシーダウンして行く時に、ラダーペダルとブレーキの練習のため、「意図的に」蛇行しました。カメラマンには「わはは、あんなに蛇行して!」と見えたようですが、あれは練習ですっ。

taxi into positionして、さぁ離陸です。フルスロットル。やはりセンターに合わせるのが難しいです。右ラダーの踏み込みが甘いのかなぁ。センターよりちょっと左を滑走しながら、エアボーン。ピッチを調整します。今度は少しはうまく行きました。空中姿勢も大きくは崩れません(てことは少しは崩れる)。上昇時の対気速度や高度をチェックする余裕はまだありません(^^;)。

上空では基本である上昇/降下の復習と、レベルオフした時の計器類のチェック法、アウトサイドチェックの方法などを学びました。また、失速(!)に入る所、スローフライトの導入部分を行いました。

フラップあり/なしの場合の失速速度の違いなどについて学びました。失速は思いっきりピッチを上げないと起きません。「いくらなんでもそりゃ機首が上がりすぎだろう!」ってくらいピッチアップが必要です。操縦桿を引っ張る手が痛いくらい。逆にセスナはそれだけ安定しているということですね。

スローフライトはなかなか面白いです。スロットルを1800rpmに絞り、ピッチで速度を調整しながら、スロットルで降下率を調整してちょうど水平飛行するようにします。エンジンの回転数が低く、かつ速度も低いので静かです。いかにもゆっくりふわふわ飛んでいるという感じ。これは感覚的にもつかみやすいです。

また、フラップを10度/20度/30度に下ろしてスローフライトでの降下を行いました。速度はそれぞれ75/70/65ノットになるようにピッチを調整します。但しあまり速度計を見すぎてはいけません。速度計はあくまで補助的に使い、基本は水平線の位置を覚えることです。あ、これはもちろん教官の言葉です。

フラップを下ろすと、ドラッグが増すのが体感できます。ググっとブレーキがかかる感じ。空気の存在を再認識してしまいました。

降下時の水平線の位置を覚えたか試すために、教官が手で対気速度計を隠して、フラップを下ろした降下を行ってみます。おぉ、これはおもしろそう。

フラップ10度、ピッチは確かこの位、速度が落ち着いたあたりで「たぶんこれくらいです」。教官が手を開けると、なんと見事に75ノット! 続いてフラップ20度/30度でも同様に行いましたが、ちょっと速度が大きくなっちゃいました。世の中そううまく行きません。

さて、今回のフライトも終了です。1フライト目と同様にR/W 25に着陸するために高度900ftに降下してダウンウィンドに入ります。今回はファイナルアプローチまで自分で操作します。緊張です。

ベースターンをして目標を利根川対岸の「白い工場」にとります。フラップを10度にして対気速度を75ノットにします。なかなかいい感じ。フラップを20度にして対気速度70ノット。利根川が近づいて来ました。右側にR/W 25を確認します。ファイナルターンです。速度が落ちているので、旋回はエルロンよりもラダーの踏み込みで行う感じです。滑走路の延長線が自分のお尻の下を通過する気持ちで機体を合わせます。いい感じ。フラップを30度にして対気速度65ノット。この段階ではとにかく速度に注意すること。

ピッチと左右方向を自分で操作してアプローチして行きます。スロットルによる降下率の調整は教官が行っています。滑走路が近づいて来ました。以前よりずっと「雲をつかむような感じ」がなくなりました。末端の数字(25)に頭を突っ込む気持ちでアプローチします。おぉ、なんだかとってもいい感じです。滑走路末端を通過すると、例のごとく教官が「I have!」といって、フレアをかけ、キュパっとタッチダウンします。う~ん、何度やっても感動です。

ということで2フライト目が終了したのでした。

次回は失速からの回復、スローフライトの続き(着陸進入を想定して)などを行うとのこと。


前回まではいっぱいいっぱいでやっていたことが、その次にはだんだんできるようになり、ちょっとだけ余裕がでます。そうすると教官がまた1つ課題を加えてくれます。そうするとまたいっぱいいっぱいで必死にこなします。そうするとそれができるようになり、ちょっとだけ余裕が。と思いきやまた1つ課題が…というように、見事に引っ張って行ってくれる教官はすごい! と思う今日この頃です。

次回までの宿題は、

  • 離陸までのプロシージャをスムーズにできるようにすること。
  • 計器の位置をブラインドタッチできるようにすること。

です。さぁ練習だ! (←その前に仕事しろよ)

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